2010年4月26日月曜日

DESIGNING日記 ラスト


昨日行われた『オリジナルダルマを作ろう!』ワークショップ。
告知もぎりぎりになってしまい、始まる前には
人は集まるんだろうか...という不安がありましたが、
ふたを開けると、なかなかの盛り上がり!

ビブリオテークスタッフの石井とぼくも参加させてもらいました。


今回のワークショップ『オリジナルダルマを作ろう!』
講師はformlessdesignの石橋鉄志さん(一眼レフ構えている男性)と、
田中カオスさん(エプロン姿で黄色いベレー帽の女性)。

とても優しくて、おかしくて、すてきなお二人でした。
おかげで、会場はきゃっきゃした笑いが絶えず
(その中でもぼくはダルマと向かい合い無言。。。)。

参加された方には、たのしい時間を過ごしていただけたのでは、と思います。

このワークショップ、真っ白のダルマを自分の好きなようにしてしまおう!
というものなので、まさに自由。
自由をたのしもう!ってことなんです。


            この状態からスタート。

ただ、そこに立ちはだかる“大人”の堅さがあって、なかなか難しい。
「まず、紙にデッサンしてイメージを描いてみましょう」
ってとこから難しい。


           できたデッサン画がこれ。

心の闇?犯罪系?イメージしてしまったんだから仕方がない。

「さーて実際にダルマに色をのせていきましょう」
しかし、間違っては...という事で下描きを...などなど、
意味のわからない慎重さが出てきて、遅い。
しかも慎重なくせになぜにこの色を...?なんて後悔してみたり...。

          それに比べ子供はすごい。
デッサンなんていりません!とばかりに筆をとり、色は即決、迷いなし!
手が汚れようともおかまいなし。
がんがん色をのせていき顔を好きに描いて「はい、完成!!」

早い...。そしてうまい、というかいいダルマになってる。
「う~ん」、唸ってしまいました。大人たちを圧倒です。
まさに“自由”を見せつけられた、そんな感じです。

           
            お母さん方も真剣です。


           
          完成したらみんなの前で発表です。
みなさんそれぞれにストーリーがあってすてきな作品ばかりでした。


           
           そしてビブリオ組の作品。
         長い時間をかけて出来たのがこれです。

左が石井作。右がぼくのです。
石井さん...これは ...自画像ですよね??みんな同意見ですよ。
この作品、3時間以上かけてやっとです。とても愛おしい。
部屋に飾ってるんですけど、なんだか守り神のように見えています(笑)

最後は残ってたみんなの作品を集めて記念撮影会。
どれも個性的!
ちなみに一番左は講師の石橋さんの作品。
ちょっと遠いですけどボディーはぜんぶ鉛筆で描かれています。
けっこう怖いです。何かあったのでしょうか??(笑)

「ルールなし。はい、どうぞ」だからこそ難しくて、
少しだけ子供に戻れた時間でした。
すてきな体験をさせていただき、ありがとうございました。

formlessdesignでは、今回のようなワークショップは初めてなのだそうです。
これは絶対やった方がいいと思います。
すっごいたのしかったですもん。
石橋さんも、田中さんも手応えを感じていたと思います。
きっと、いや必ず開催されるはず。
情報は、formlessdesignのホームページでチェックです。

これはかなり要チェックです!!

formlessdesign : www.formlessdesign.com

2010年4月24日土曜日

DESIGNING日記


通学路シリーズとは?
日本全国、47都道府県の通学路を網羅する写真集プロジェクトです。

第一弾の今回は全国から13の都道府県をランダムに選び、
その都道府県出身の写真家に、それぞれの通学路を撮ってもらい出来上がった、
まさに“通学路”。

同じ写真家ではなく、それぞれの土地の文化や風土を実際に感じながら
生きてきた写真家の撮る写真。

その場所は知らないんだけど、なんだか懐かしくなって見えてきます。
それはぼくも“通学路”をもっているからだろうな。
そして、あなたにも“通学路”があって、みんな自分の“通学路”をもっている。
写真をとおして写真家の想いが伝わって、自分の心と共鳴している感じ。

なんだか帰りたくなっちゃったなぁ。

ぼくも自分が通っていた路、想いいれのある路を
大人なになった自分の眼で見たくなりました。
そして何を感じるのか。
通学路を見ている感覚と同じように和みそうですね。

デザイニング展期間中は、メイン会場天神イムズ地下2階で
通学路の展示が行われています。

ぜひ見てみて下さい。
きっとあなたの中の眠ってた思い出があらわれてきますよ。


PLANCTON      通学路 1,500円(税込)

2010年4月23日金曜日

DESIGNING 日記

VIOROの地下2階の展示スペースではDESIGNING展期間中、
『Design meets Craft 東のデザインと南のクラフトが出会う場所』と題し、
東は東京や埼玉、静岡、大阪、神奈川、南は鹿児島、長崎、宮崎、大分
...のデザイナーの方々が集まり展示を行っています。

会期中にはさまざまなイベントがありますが、
今日行われているのが、ぼくもたのしみにしていたイベント、
『鍛金でつくる新しいカラトリー』(501DESIGNSTUDIO)です。


鍛金(たんきん)とは、金属塊を金づちや木づちで打ち延ばしたり、
薄い板金を表裏から打ったり、金属のへらで絞ったり、折り曲げるなどして
器物を成形するという最古の金属成形技法なのだそう。

    実演は501DESIGNSTUDIOの竹中壮一さん。


写真のように木の土台に穴が空いていて
そこに受ける側の金属をはめています。
道具も打つ物や作りたい形によって変えるため様々。
金づちは同じ動きの繰り返し。
スプーンのほうを動かして鍛えていきます。



簡単そうに見えるんですが...と、いうわけで、ぼくも鍛金体験です。
写真はなし。。。
竹中さんに教えてもらいながら叩く叩く。
これがけっこうな力を要します(金づちと体勢によっては楽にできます)。
同じところを叩きすぎるとその部分がもろくなる、ということで、
そこにも気を使いながら...叩く。
しっかり土台と金づちがぶつからないと衝撃がモロに指にきて痛いんです。
なすは難しです。

金づちとステンレスのスプーンのぶつかる音は
聞いているうちは楽に聞こえるのに、
やってみると竹中さんのようなきれいな音は出ず。
仕上がりも光沢感がまったく違います。
やはりこれには技術が詰まっているんだと実感。



この写真観てください。上がぼく、下が竹中さんが打ったスプーン。
光の当たり方? 写真の撮り方?
いえいえ、ほんとにこんなに違います。
ぼくのは曇っています。力の入り方なんだとか。
こんなところもおもしろい!

竹中さんも最初のころは1本作るのに1時間以上かかっていたそう。
だんだん技術が身について、反比例して時間も短くなっていったそうです。
終わったら、ぼくの打ったスプーンを
『どうぞ』と言われ、もらっちゃいました。すごく愛着がわきます。
家でもしたい!でも道具がない!という欲求までうまれてきます。

おもしろい。
まだ手がしびれています(笑)

改めて伝統技術のおもしろさと大変さと、大切さと、
すばらしさと、素直さと、
しっかり残っていっていることへの嬉しさを感じました。
すてきな体験をありがとうございました。

みなさんもぜひ体験してほしい...ですけど、今日1日限りなんですよね。
しかし!
今回のように実演制作やワークショップは各地でやられているようです。
ホームページにはその情報がたくさんアップされていますよ。
ぜひこちらもチェックしてみてください。

501DESIGNSTUDIO : http://501designstudio.com/

2010年4月22日木曜日

Design meets Craft



designing展が始まりました。
『PLANCTON』を中心に展開しているブックマーク ビブリオテークですが、
その他にも、VIORO企画
『Design meets Craft 東のデザイナーと南のクラフトが出会う場所』で
展開中の東のデザインアイテムを販売もしています。

期間中、販売する取り扱いデザイナーの方々です。
デザイナーデュオ能登夫妻(埼玉)
共栄design(静岡)
501DESIGNSTUDIO(埼玉)
cochae(東京)
FormlessDesign(東京)
H TOKYO(東京)
studio note(東京)

また展示スペースでは期間中、鍛金でつくるカラトリーの演制作や
お折り紙体験やオリジナルダルマをつくるワークショップなどなど
イベントが盛りだくさんです。
ちなみに『オリジナルダルマをつくろう!』ワークショップは
予約が必要です。お問い合わせはブックマーク ビブリオテーク福岡天神まで。。。

ーオリジナルダルマを作ろうー
日時:4月25日(日)14:00~/16:00~
講師:田中カオス、石橋鉄志(formlessdesign)
定員:各回およそ10名参加費:2500円(ダルマ本体、画材など含む)

※参加費はbibliothequeにて支払い、ワークショップは展示会場にて開催。


問合せ先:bookmark bibliotheque(092-752-7443)




2010年4月19日月曜日

PLANCTON BOOK SHOP in bookmark bibliotheque




DESIGNING 2010
PLANCTON BOOK SHOP in bookmark bibliotheque

期間:会期:2010年 4月21日(水)~4月30日(金)
デザイニング展期間:2010年4月21日(水)~4月25日(日)

最新刊写真集「通学路」シリーズ第一弾(全13冊)の販売を中心に、PLANCTONのこれまでの出版物を全て販売するPLANCTON BOOK SHOPを期間限定でオープン。

宮沢賢治の小説「ポラーノの広場」の中の歌をもとに、気鋭のイラストレーター 秋山 花の世界が広がる画集『“IHATOV”FARMERS’SONG 』や、夏目漱石の小説「こころ」に、岩崎美里の写真が添えられた、写真集『あじさいとこころ』など、新しい本のカタチを模索しながら魅力溢れる作品を出版するPLANCTONの世界に触れてみてください。

■PLANCTONSOUP DESIGN(スープデザイン)代表の尾原史和氏が2009年に設立したものづくりレーベル。主観的な感覚で出版を中心とし、靴や音など領域にとらわれない展開を行っている。

イベントの内容はデザイニング展公式ブログにて公開中!http://www.designing10.jp/exhibitions/9

2010年4月11日日曜日

ALICE FAIR


ジョニーデップ主演映画、「アリスインワンダーランド」の公開を記念して
ブックマーク・ビブリオテーク福岡天神では
国内外から『不思議の国のアリス』関連の絵本や雑貨を集めました、
『ALICE FAIR』を開催しています。

“アリス”といえば、作家ルイス・キャロルのあまりにも有名な物語
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』から登場した永遠のヒロイン。
今回の映画はその続きというんだから気になります。

カフェスペースでは、映画の中のワンシーンを切り取った
パネルの展示をおこなっています。
期間は4月10日(土)~5月7日(金)です。
ぜひご来場ください。

2010年3月20日土曜日

Touch By Eyes

Touch By Eyes 
「視触」とは、目で触るという視覚と触覚の複合感覚の語。

CEMENTがプロデュースするアーティスト、
Mayo Horinouchi氏によるファブリックプロダクトシリーズです。






こちらはBOOK COVER。
コンセプトは『指先文学』。
本のイメージに合わせてテキスタイルデザインをセレクトし、
布の質感を指で感じながらの読書。
お気に入りの一冊を包む、特別なブックカバー。







そして、そちらはPOUCH 。
コンセプトは『like a cosmetic』。
カラー、質感、肌触り...、化粧品を選ぶようにポーチも選びたい。
今までにないアーティスティックなポーチがお気に入りとなるはず。




この他、クッションカバーやファブリックバッヂまで多数のアイテム、
テクスチャによって展開されています。
うちでは、ブックカバーとポーチのみの取り扱いですが。


ぜひ見に来られてください。

CEMENT 視触シリーズ
   Book Cover 3,360yen(税込)
   Pouch 3,675yen(税込)